若手を指導し、彼らの成長を見ることが自分自身のやりがいにもつながっています。
人を知る
船員インタビュー

2012年入社 /

機関長津田 晴彦

前職は漁師。24歳でタンカー船へ未経験転職を果たし、現在は機関部のトップとして活躍。

機器についての専門知識は
現場での経験の中で習得

転職時、同業他社への入社の選択肢もあったと思うのですが、浜崎海運を選んだ理由は何だったのでしょうか

この会社の安全に対する意識、乗組員教育に対する誠実さに心打たれて入社を決めました。

漁師から内航タンカー船員への転職にあたって、苦労したことはありましたか?

体力面での苦労は殆どありませんでしたが、内航タンカーはそれぞれの職場が専業になっていて、機関部では各機器類の専門的な知識を習得することに苦労しました。

機器についての専門知識の習得は、どのように行ったのでしょうか?

当直や休息時間の合間に取扱説明書や図面を見たり、必要な事項はノートにまとめるなどして、自分なりに工夫して覚えていきました。

また、分からない事は積極的に上職の方に聞くようにしていました。現場で実際に手や頭を動かしながら身につけていった感じですね。

写真:船内

若手の指導の基本は
「自分で作業し、考え、答えを出せるように」

機関長として、どういった点に工夫して若い部下への指導を行っていますか?

教育という部分に関しては、自分がこれまで教わってきた事を分かり易く教えるようにしています。

まずは積極的に整備作業をさせていきます。
言葉だけでなく自分で実際に分解整備してみて、その時感じた疑問などを考えさせ、答えを出させて、それが間違っていたら私が助言をするようにしています。

人間十人十色、一人づつ違いますのでそれぞれに合った教え方が出来るよう、柔軟に対応するように心掛けています。

若い部下に教えていく中で彼らが成長していくのが素直に嬉しいですし、自分自身もやりがいを感じますね。

写真:津田 晴彦が正面を向いている様子

各部の分け隔てなくコミュニケーションがとれる、相談がしやすい職場環境

機関長の仕事内容を教えてください

機関部は人数も少ないため、機関長も当直を担当します。 当直中は各機関士と同じように機器の保守点検・書類の整理等を行っています。

機関部の責任者ですので仕事内容は多岐に渡りますが、機器の故障の対応、会社とのやり取り、ドック中は整備箇所のチェック、部品の発注などを主に行います。

今後入社される方へのアドバイスをお願いします!

船での生活は何かと不便な事も多いですが、その分良い事もあります。 仕事をする中で、何か一つでも自分自身の目標や楽しみを見つける事が大事ですね。

異業種や陸上職から船員への転職を考えている方もいると思いますが、 浜崎海運はどの船も先輩が積極的に後輩へ指導やアドバイスを行い、各部の分け隔てなく活発にコミュニケーションを取る職場環境ですので、そういった方たちもなじみやすいのではないかと思います。

また、若い船員も多いので、仕事やプライベートについても相談しやすく、働きやすい環境があると思います。

是非一緒に頑張りましょう。

子宝にも恵まれ三児のパパに ※取材当時

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